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2015年9月の記事一覧

PTA研修旅行

   当日は台風18号の影響により時折雨に降られましたが、各訪問先では充実した見学をすることができました。
    

 行 程 

                東北自動車道/山形自動車道

 猪苗代高校 ―― 猪苗代磐梯高原IC ―― 山形蔵王IC ―― 山形緞通 (見学) ――
  8:00
出発                                     10:2011:20

 国道458号線
 ―― 米沢牛 さかの (昼食)―― 宮坂考古館 (見学)―― 山形大学工学部 (見学)――

       12:4013:20            13:3014:20          14:3015:30

      

                            121号線               

―― 上杉神社(参拝・土産等)―― 喜多方経由 ―― 猪苗代高校

         15:3516:35                      18:15

 



 山形緞通(オリエンタルカーペット株式会社、山辺町)
 
  古く絨毯はペルシャから中国、朝鮮半島を経て九州の鍋島藩に伝わりましたが、その経路とは別に、昭和10年中国から7名の技術者を招き山形緞通が創業されました。独自の事業をを展開し、技術を蓄積してきました。戦争による中断の後、昭和23年事業を再開、今日に至っています。



      
     工場の建物は当時のままです。淡いピンク色の建物は窓が多く配置され、中で緻密かつ忍耐を要する仕事をする女性の職人さ
  んたちを気遣った構造になっています。

                               
                               
                                 昭和47年、今上天皇・皇后両陛下が行幸されたご様子


    
  絨毯の向こうに設計図があり、それに合わせて一段一段縫い進めます。

       
 
               
  紡績、染色、織り、仕上げまでを自社工場で行うことで、独特の風合いが出るようです。


    
  イングランドやニュージーランドの山岳地帯の厳しい環境で育った羊の毛を使用しています。

              

  
  大きな絨毯は工具を使って織りあげます。

  
  展示室内の様子。皇居新宮殿、京都迎賓館、アメリカ大使館、バチカン宮殿などで使用されている絨毯のサンプルが展示されています。


  
  戦艦大和・武藏で使われていたドアマットと同じもの。




 宮坂考古館(米沢市)
 
  米沢・置賜地方の考古、歴史、民俗資料の他、米沢藩に関係する甲冑・火縄銃・槍・屏風などが展示されています。


  
    

   
   上杉景勝公(1556-1623)の甲冑

   
   前田慶次(生年不詳)の甲冑

   
   30匁の火縄銃。(甲冑・火縄銃の画像は宮坂考古館HPより)




  山形大学有機エレクトロニクスセンター(米沢市)
 
   平成23年に設立されました。有機EL、有機太陽電池、有機トランジスタの3部門を持ち、山形大学における有機エレクトロニクス研究の基
 礎から応用までを担っています。


  
  有機エレクトロニクス研究センターの山形大学工学部10号館

 
  
  有機EL研究部門
  城戸淳二教授が一人で始めた研究ですが、現在では400人を超えるスタッフが研究を行っており、この部門では世界最大の研究施設とな
 っています。  
  
   



  
  有機トランジスタ研究部門


  
   有機太陽電池研究部門


     
    画像では見にくいですが、食品用ラップのような薄い膜にトランジスタ回路が貼り付けてあります。大きな面積に安く設置することができ、また
  巻き取り・折り曲げが自由にできるため、さまざまな場所に設置が可能です。


   
 
  松ヶ岬公園(上杉神社、米沢市)
    

  
    上杉神社本殿


    
   上杉鷹山公と松ヶ岬神社

  
    伝国の辞 でんこくのじ

    「伝国の辞」は、上杉治憲(鷹山)が治広に家督を譲る際に与えた藩主としての心得です。

    
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
        (国(藩)は先祖から子孫へ伝えられるものであり、我(藩主)の私物ではない)
    一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
        (領民は国(藩)に属しているものであり、我(藩主)の私物ではない)
    一、国家人民の為に立たる君にて君の為に立たる国家人民にはこれ無く候
        (国(藩)・国民(領民)のために存在・行動するのが君主(藩主)であり、”君主のために存在・行動する国・国民”ではない)
      
      右三条御遺念有間敷候事(三ヶ条を心に留め忘れなきように)
      天明五巳年二月七日  治憲 花押 
  
   




  
  参加した皆さん