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特別講演会を開催しました

2025年10月14日 18時40分

10月14日(火)、JAXA宇宙科学研究所より佐藤毅彦先生をお招きし、特別講演会を開催しました。

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演題は『日本初の惑星周回機「あかつき」の見た金星』

佐藤先生は2001年から金星探査機「あかつき」プロジェクトに携わり、現在はその要職を担っておられます。

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金星とはどのような惑星なのか?

金星は、その大きさからも「地球の双子星」と呼ばれていること。

金星の地表は約460℃で、気圧が地球の90倍もあること。

金星探査機は高さ140㎝×幅100㎝で重量が500㎏と軽量であること。

また、「あかつき」を含め惑星探査機の名称は一般公募であり、「ひばり」が候補にあがった際、ひばりは「はやぶさ」に食べられてしまうことから採用には至らなかったことなど、どれもこれもがたいへん興味深い内容でした。

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途中、グループに分かれて「日食と月食の周期について規則性を探る」ワークショップを行いました。

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佐藤先生は、インターネット天文台の開発や活用にも取り組んでおられます。

2003年にアフリカ・ガーナの高校の屋上にインターネット天文台を設置されたことからガーナとの交流が始まりました。

ガーナは、郷土の偉人・野口英世博士の没地です。

3年後の2028年は野口博士の没後100年の記念すべき年。

現在、佐藤先生は野口博士の没後100周年に向け、博士と縁のあるガーナと博士の故郷・猪苗代町のつながりを深めようと、猪苗代高校の生徒とガーナの高校生との国際交流事業を企画計画中です。

事業が実現すれば、来年そして再来年の夏休み期間中に約1週間、本校生有志数名がガーナを訪問することになります。

佐藤先生、本日はたいへん貴重なお話をありがとうございました。

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